水瓶

自由に書きたいことを書くブログ

【2020年】監視運用の現場で約10ヶ月働いてみた感想

 

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はじめに

新年明けましておめでとうございます!

2020年も年末年始もあっという間でしたね…

今年もよろしくお願いします。

 

東京に引っ越してきて早くも1年経ちました。

昨年はいよいよ(?)社会人として、2月から12月まで都内の現場で働いていました。

 

いわゆる「監視運用」というようなお仕事です。

本稿では、監視運用ってどういった仕事内容なのかというざっくりとした説明と、そこで身に付いたスキル、ステップアップするために自分が勉強してきたこと、取得した方がいい資格などを紹介していきたいと思います。

 

未経験からエンジニアのSES企業に入った人や、

IT業界に興味がある方に是非読んで頂ければと思います。

仕事内容

さて、まず最初に勤務時間についてお話していきます。
私が働いていた現場は早番と遅番の2交代制でした。
遅番といっても夜勤は無く、お昼過ぎから8時間労働でした。
残業は基本的にありませんでした。(むしろ残業は禁止されていました。どうしてもという時はちゃんと申請しないといけない。)
 
早番の時は21時に寝て4時くらいに起きるという超健康的な生活をしていました。
夜勤が無い分身体への負担とかは少なかったですね。
 
働いている年齢層は20代の人が多かったです。自分と同じ23くらいの人もいました。
ただ、人の入れ替わりは激しいです。3か月に2,3人は契約切れや他に案件が決まったとかで辞めていく人がいます。(中には監視運用の仕事が嫌で辞める人もいました)
 
シフト制で休日は平日に休むことが多かったです。
平日に休みだと土日は行列ができるようなラーメン屋に割とすぐ入れたりするので
それはそれで嫌いでは無かったです(笑)。ただ、土日休みの人と遊びに行ったりイベントに行ったりとかいうのは難しかったですね。
 
現場によっては3交代で夜勤があったり、例えば10時間労働で2時間休憩だったり
するようなところもあるのではないかと思います。
 
次に、仕事の内容についてざっくりと説明していきたいと思います。
基本的な仕事は「機器やサーバーの状態を監視して、障害が発生した時には関係各所への連絡を行いサービスを安定的に提供すること」だと思います。
 
では「機器の監視って具体的にどうするの?」と言うと野村総合研究所のSenjuやZABBIXといった監視ツールを使います。基本的に椅子に座ってパソコンのモニターを眺めながら機器の状態(電源が落ちた、上がったとか)を監視します。
 
最初は何も分からないかもしれませんが、2,3週間もすれば「あ、この機器は毎日この時間に電源落ちるんだな」とか「いつもと違う時間に落ちた…障害の可能性ある」とかいうことが分かるようになってきます。
 
ちゃんとした現場であれば対応マニュアルがあると思うのでそれを見ながら対処していく形になると思います。
 
対応の流れとしては
障害の可能性があるアラートを検知→上司への報告→関係各所への連絡
といった感じでしょうか。
もう少し細かい話をすると、上司への報告の前に「過去に同様の事象が無かったか」「いつどこで何の機器がどんな状態か」を踏まえておく必要があります。
 
監視運用の仕事は楽な仕事では無いです。
同僚や上司とのコミュニケーション能力が問われます。
IT業界で一番重要なのはスキルよりも「コミュニケーション能力」なのだと
今振り返ってみても実感します。私は社会人としての初めての現場が監視運用でしたので、社会人としての基礎的なスキルが身に付いたのは良かったかなと思います。
 
さて、大きな仕事としてはこれまでに述べてきた「監視」ですが、他にもExcelを使った資料の作成や、次のシフトの人に伝えるための引継ぎ資料の作成、どんな障害が起こったか・現在の進捗などを記録として残す「インシデント管理」などがあります。
 
ExcelのマクロとかVBAが使える人は割とどこの現場でも重宝されると思います(笑)
意外と「文章力」についても求められます。コツは「自分以外の人が文章を読んで伝わるか」具体的な読み手のことを考えながら書くことです。
 
以上が主な仕事内容です。障害とかが発生すると忙しいですが、基本的に何もないときはゆっくりと仕事できると思います。
 

監視運用の仕事を通じて得られたもの

 巷でよく見かける「監視運用の仕事はスキルが身につかない」という記事は
半分本当で半分は間違いだと個人的に思っています。
 
約10か月監視運用の現場で実際に働いてみて得られたものは
・コミュニケーション能力
・多少のネットワークに関する知識
・文章力
…などでしょうか(書き出してみると意外と少なかった)
 
持論ではありますが、どんな仕事であれ真剣に取り組んでいれば何かしら得られるものはあると思っています。確かに監視運用の仕事だけでエンジニアに必要なプログラミングなどのスキルを身に付けることは難しいです。
 
しかし監視運用の仕事を経験することで社会のシステムが普段どのようにして
管理されているのか、私たちの身近にあるサービスの裏側を知ることができると思います。これはエンジニアとしてスキルアップしていくことを考えた時にも無駄なことでは無いのではないでしょうか。
 
ただ、長期間勤めることはおすすめしないです。働きながら独学で資格を取得して設計や開発の案件に行くことを勧めます。
 
インフラやサーバーエンジニアに興味のある方であれば
CCNALPICレベル1といった資格を、開発系であればJavaの資格やOracle bronzeなどの資格がおすすめです。
 
私は去年の7月くらいにJava Silverの資格を取得しました。
後はkotlin勉強してAndroidアプリのサンプル作ったりしてました。
 
監視運用からステップアップできるかは最終的には本人の努力次第みたいなところは
あると思います。

さいごに

 最後に、まとめとして監視運用の現場で働いた感想など書いていきたいと思います。

個人的にはそんなに悪くは無かったです。優しい先輩とかいい後輩に恵まれていたので

人間関係に悩むみたいなことはあんまり無かったように思います。

社会人として初めての現場で最初は緊張していましたが、慣れてくるにつれて

「意外と自分仕事できるな」みたいな感じで自身がついてきました(笑)

また、2020年の2月から12月まで無遅刻無欠席で仕事に行くことが出来て色んなことに感謝したいです。

 

私事ですが、2021年の1月からWeb開発の案件に決まりました。

ようやく文系からエンジニアになるという夢が叶いそうです。

社会人として、エンジニアとして今年はもっと成長していける年にしていきたいと考えています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今年はブログの更新の方も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。